ヒラタ幼虫狂騒曲
このところ河川改修などで私が調査していた場所が無くなっているので、思い切って大井川河口付近を調べてみました。 というのも「ヒラタ幼虫の採集を教えてほしい」と言う人がいるのでリクエストに答えなければと探してみたのです。 以前調査した場所に久しぶりに行きましたが、驚くほどの新しい流木が集まっています。 メッチャ大きな流木があったので地面に触れている部分を削ってみましたが出るのはコクワ幼虫ばかりです。...
View Articleヨツボシツヤナガゴミムシ
クワガタ幼虫の材割り採集をしていると、越冬中のゴミムシ類がよく見つかります。 多くはアオゴミなどですが、今回おもしろいものが採れました。 体長6~7mmの小さな種で、黒地に4つのオレンジ色の紋を備えたとてもきれいなゴミムシです。 本種が珍しい種なのか普通種なのかわかりませんが、自分にとっては初めて目にする種類です。
View Articleヤナギの根を調べてみました。
直径50cmほどもある大きなヤナギが流れ着いていたので「ヒラタ幼虫がいるかもしれない」と根っこ部分を調べてみました。 細い根の部分は乾燥していて、食痕があっても何もいませんでした。 太くなった所まで削っていくと、ある程度の湿り気が残っていてコクワらしき小さな幼虫がようやく出ました。 根に食い込んだ石を取り除き、さらに削っていくと大きな幼虫のお尻が見えました。...
View Articleヒラタ成虫♂が出ました
先日調べたヤナギ根っこ部分は石や砂を抱え込んでいて思うように削れませんでしたので、今回もう一度チャレンジしてみました。 挟まっている石をどけて削っていくと・・・ 蛹室らしき空間に何かいます! 引っ張り出してみると・・・ ヒラタの♂です! しかも大きい! 見つけた時は大きな個体かと喜びましたが、家に帰って測ってみると52mmほどしかありませんでした。
View Article大井川河口にすごい量の流木がありました!
いままでクワガタ幼虫を探していた所が河川改修によって無くなりそうなので新たな場所を探していました。 大井川河口にはヤナギの群落がありますが、その中はモトクロス愛好家によって草が刈られたコースができています。 これまで、堤防からはヤナギ群落と背丈ほどもある雑草のため流木が見えませんでした。 今回、思い切ってその中に入っていくと草地の向こうにおびただしい流木があるのを発見!...
View Article引き続きヒラタ幼虫狂騒曲
相も変わらずのヒラタ幼虫の材割り採集記で、今回も先日行った大井川河口を調べてみました。 ヤナギ群落の中に作られたモトクロスコースを歩いて行くと、コースを作るために掘った場所に地中に埋もれていた材がむき出しになっていました。 試しにクワを入れてみるとクワガタ幼虫の食痕がありました。 さっそく引っ張り出してみるとヒラタ幼虫の材としては最高の状態です。...
View Articleイグチケブカゴミムシ
古い流木を割ると材の中で越冬中のゴミムシ類やマイマイカブリがよく見つかります。 大井川河口付近ではアオゴミムシ・スジアオゴミムシ・ヨツボシゴミムシ・オオヨツボシゴミムシなどが多くみられますが、今回イグチケブカゴミムシが見つかりました。 それほど珍しい種ではないようですが、自分はこれまでに3頭しか採ってなかったので嬉しかったです。
View Articleオオホソクビゴミムシ
本種は特に珍しいゴミムシではありませんが・・・流木の朽木割りをしていると時々本種が出てきます。 ミイデラゴミムシと同じように驚くとプッという音と共に白いガスを出す・・・いわゆるヘッピリムシです。 材割りをしていると多くのアオゴミムシの中に時々本種がいることがあり、なぜか新鮮な気持ちになり思わず毒ビンに入れてしまいました。 ・・・・間に合わせ的な内容ですみません。
View Articleニジイロクワガタ ♂の羽化
先にもニジイロクワガタの羽化を報告しましたが翅パカで大アゴの形もいまいちでした。 今回は大アゴも長く伸び、上翅もしっかり閉じてじょうずに羽化できました。 蛹の期間は1ケ月くらいでしたが、昨日羽化が始まりました。 上翅はうまくいっていましたが、大アゴが丸くて短いのが心配でした。 本日、様子を見ると大アゴがしっかり伸びたカッコイイ?形になっていました。...
View Articleもういいんじゃないかと思いますが・・・ヒラタ幼虫採集
もう今季のヒラタ幼虫採集は終わりにしてルリクワ採集に行ってみようと出かけましたが、途中の道が落石で通行止めになっていました。作業している方の話だと「今の時期は氷が解けて浮石が落ちてくるのであぶない」とのことでした。...
View Article大井川河口で幼虫探し
子供たちが春休みになり、孫と一緒に過ごす時間が多くなりました。 今日は富士市のMK君が「ヒラタ幼虫を採りたい」と午後にやってきました。 MK君は大井川でのコクワ幼虫採集を経験していますが「ヒラタ幼虫の採り方を覚えたい」とお母さんと一緒に来ました。 何頭かのヒラタ幼虫を割り出し何となく採集方法がわかったようなので、自分はトラハナムグリ幼虫を採ることにしました。...
View Article標本製作を頼まれました
「きれいな形の標本を作るということで紹介されました」と言ってブリーダーの方がたくさんのカブト・クワガタの死骸を持ってきてくれました。 「幼虫をとるのに購入したものが死んでしまい、捨てるには惜しいので大切にとっておきました」という中身は自分のコレクションにないものやとても大きなサイズのものなどばかりでした。...
View Article依頼された標本の一部が完成しました
脚や頭部がバラバラになっていたババオウゴンオニクワガタですが見違えるほどきれいに仕上がりました。よかった~。 こちらはテルシテスヒメゾウカブトです。この種は成虫期間が短いのでどこにも賭けがなく完品状態だったのできれいにできました。 アヌビスゾウカブトのペアです。これも短命だったようで、どこも欠けがなかったのでうまくできました。...
View Articleギアスゾウカブトが入りました
カブトムシやクワガタムシをブリードしている方が本日ギアスゾウカブトを持ってきてくれました。 私の感覚では本種はたいへん高価な甲虫と思ってましたが、最近はずいぶんと安価になっているようです。 それでもこのカブトムシを扱っている業者は少なく、そう簡単には入手できません。...
View Articleニジイロクワガタの色彩変異
ニジイロクワガタ幼虫を飼育して成虫になったことを以前紹介しましたが、今回面白い色彩のものが手に入ったので紹介します。 ごらんのように黒褐色の♂です。ブリードしている方の間ではブラックタイプと呼ばれているそうです。 ニジイロクワガタは成長が早く、ここでの飼育では6~7ケ月ほどで羽化しました。 今回羽化したものは通常よりも多少赤色が強く出たものと・・・ 緑色がよく出た個体です。...
View Article次々と羽化が始まりました
パプアキンイロクワガタの♀が羽化しました。 緑色のきれいな♀です。 ♂が羽化したらブリードするつもりです。 大井川で採集したクワガタ幼虫のなかにノコギリクワガタが混じっていました。 小さな♂ですが、これも成熟したらブリードしてみたいと思います。 ヒラタクワガタも次々とサナギになってきています。 これは小さな♂ですが、他の容器には大きくなりそうなサナギがたくさんいるので楽しみです。...
View Article訳のわからない繭の正体が判明
3月2日に報告したクワガタ幼虫を採集した時に見つけた謎の繭から本日ツチバチが出てきました。 この種はどうやらアカスジツチバチの♀のようです。 このなかまは地中にいるコガネムシ類の幼虫に産卵するということなので、こいつはもしかしたらクワガタ幼虫を食べていたのかもしれません。...
View Articleトラハナムグリが羽化しました
3月に採集したトラハナムグリ幼虫の1頭が本日羽化しました。 大井川河口付近ではノイバラの花が咲く6月頃にトラハナムグリが見られますが、先日採集した幼虫のうちの1頭が早くも本日羽化していました。 以前報告した時点では「この地域でのトラハナムグリの生息環境が変わってしまった」などと言ってましたが、先の報告にもあるように恐ろしいほどの流木が河口付近にあることから大井川河口のトラハナムグリは安泰です。...
View Article明日ルリクワ採集に行ってきます
4月に入ってからというもの雨の日が多く、土日や自分の休みの月曜日もほとんど雨降りでした。 明日は天気がいいようなので久しぶりにルリクワ採りに行ってみようかと思っています。 しかし、昨年も同じ時期に出掛けていましたが急に暖かくなっていたのでルリクワ類はすでに出てしまった後でした。...
View Article井○峠に行ってきました
もうすでに出てしまっているかもしれない・・・と、不安な気持ちでコルリの多産地である井○峠に行ってきました。 この場所でのルリクワ(タダルリ)は少ししか採ってないので、今回の目的は当然ルリクワです。 地面に落ちているたいていの材にはコルリが入っているので、コルリの入っていそうにない白腐れ材で産卵マークを探します。 ありました! 「必ずいる」との期待を込めて削ってゆくと・・・ いました!...
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