ヒラタ幼虫のいる材

今回は大井川河口付近を調べてみました。

ヒラタ幼虫は根っこ喰いなので、地面に埋もれている材を探します。
たくさんある流木をどけていくと砂や泥に埋もれた黒色の材が見つかります。


流木の周りの土を取り除いた状態です。このような材にはヒラタ幼虫が必ずいるはずですが、針葉樹には入っていませんので掘り出す前にちょこっと表面を削ってみて食痕を確認するといいでしょう。


どこに幼虫がいるのかはわかりませんが、とりあえず思い切りクワを打ち込みます。
すると・・・幼虫が入っている材であればパカッと割れます・・・いました！ヒラタ幼虫です。
きれいに割れると食痕がよく見えるので、あとは食痕を辿るように削っていくと・・・


またいました！・・・体は大きいのですが頭が小さめなのでもしかしたらノコギリかもしれません。
ノコギリも根っこ喰いですのでときどき混じっています。


材の端っこ部分に羽化したばかりのヒラタ新成虫♂がいました。

河川敷にはまだ草が生い茂っていて、中に入って行くのは容易ではありませんので本格的に材割り採集するのはやはり冬になってからがいいようです。

・・・とりあえず２ケ所の下見を実施した結果、幼虫はこれまで同様たくさんいたので安心しました。