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Channel: 昆虫採集記
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来たー!!

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清水市からお越しのお客様とカブトムシ繁殖地付近で昆虫観察をしていて見つけましたが、見つけた時は飛来してきたばかりらしく後翅が少し出ている状態でした。
どこかに行ってしまわぬようお客様に見張っていただき、急いでカメラを取りに行き撮影できました。
この辺りならミヤマクワガタもいそうだとは思ってましたが、こんなに早くに来てくれるとは思ってもいませんでした。
クヌギマッットを固めたシイタケ用のホダ木に産卵に来たと思われるので、採集して産卵木を入れた容器で飼育することにしました。


同じようにクロハナムグリの♀も来ていました。

狭い範囲ですがいろいろな環境を作って、たくさんの昆虫を呼び寄せたいと考えてます。

虫取り

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虫取り網を持って来館した子供の手にはBB弾とドングリだけが入っている虫カゴがありました。お父さんが「虫取りが大好きなんだけど、どこにいるのかわからないので・・」と虫カゴの中身について説明してくれました。
「虫なら何でもいいの?」と昆虫館の周りを案内することにしました。
今日はあいにくの曇り空でしたが「あそこにラミーカミキリが止まっているヨ」と教えると大喜びして虫取り網をかぶせ、みごとに逃げられました。
「アミは虫の下からそっと入れてすくうといいヨ」とネットの使い方を教えると、今度はうまくゲットできました。

お父さんも大喜びで虫カゴに取り込みました。この他にもコガネムシを捕まえて大興奮でした。エサになる植物のことなどを教えて10分ほどの虫取り体験を終了しました。

おまけ

アジサイの花には昆虫は来ないと思ってましたが、アオハナムグリが飛んできて花の中に潜り込んでいました。

ヒメカマキリ

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小さくておとなしいヒメカマキリを見つけました。
触るとピョンピョン跳ねるようにして逃げます。こんな動きは他のカマキリには見られません。
あまりにも可愛いので、捕まえて容器に入れしばらく飼うことにします。


この時期に山に行くとオオセンチコガネが林床を飛んでいるのがよく見られますが、昆虫館の周りでも同じような飛び方をしている甲虫がいたので止まったところを見たらセンチコガネでした。

ニセビロウドカミキリ?

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小雨模様の中、昆虫館の周りの枯れ木を見ているとちょっと大きめのカミキリムシが止まっていました。
見覚えのある種類ですが、ビロウドカミキリなのかニセビロウドカミキリなのかよくわからなくなってしまいました。


エリトラの感じではニセビロウドのような気がしますが・・・いまいち自信がありません。

アゲハ類の繁殖地?

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本日は台風の影響もなくカラッとした晴天になりました。
かねてより準備していた鉢植えのキハダを昆虫館の周りに設置し、アゲハ類幼虫の観察場所にしました。
この辺りにはアゲハ類もたくさんいるようなのでキハダの鉢植えを3つ並べて置いただけですが、すぐに飛んできて産卵してくれると思います。


植木鉢を設置しているとヤブキリ♀が止まっていました。本種は樹上で生活する肉食性のキリギリスですので「ここに住み着いてもらっては困る」と、捕まえて藪の中に行っていただきました。


ヤブキリ♀を藪の中に置きに行った際にツユクサの上にいたキリギリスのなかまと思われる幼虫。(何の幼虫だろう?)
小さな幼虫でしたがとても美しく見えたので撮影してみました。

ツヤハダクワガタが成虫になってました。

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じつをいうと、昆虫館のオープンなどでツヤハダクワガタ幼虫のことなどすっかり忘れてしまってました。
今日フト思い出して探してみると、ダンボール箱の中に昨年秋に採集していたものがいくつも出てきて、いちばん大きな容器の中からツヤハダクワガタ成虫がたくさん見つかりました。
AYさんからいただいていたミナミツヤハダも♂1頭が無事羽化していました。


同じダンボール箱の中には今年の初めに浜北で採集していたキョウトアオハナムグリの幼虫を入れた容器も入っていて、こちらはフンで作った繭玉が二つ見つかりました。
「もう成虫になっているかナ」とソッとひとつを割ってみるとまだ前蛹でしたのであわてて元に戻し、ティッシュでくるんでおきました。

ニワハンミョウ

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何日か前にもいましたがその時は写真が撮れませんでした。
きょうは雨がやんだ時に昆虫館の周りで見つけ撮影できました。
気温が低かったせいか、おとなしく写真を撮らせてくれました。



小さなヒゲナガハナノミのなかま?
雨が降っていたのであまり虫の姿はありませんでした。


菌糸ビンの中のカブトムシ幼虫がサナギになっています。

今年はカブトムシがいつもより早く成虫になっているみたいで、昆虫館に来てくれた方の話では何人かの人たちが樹液で採集したということです。

ヒロオビジョウカイモドキ

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これまでヒロオビジョウカイモドキはやみくもにビーティングして採集していましたが、今日は葉上にいたものを撮影することができました。

とても小さな甲虫ですが、生きているときは本当にきれいです。


触覚の形から♂個体とわかります。とても小さい甲虫なので、うまくピントが合わなく何枚も撮影しました。



こちらは枯れ木に生えた菌類を食べているニジゴミムシダマシの1種・・たぶんフトナガニジゴミムシダマシかと思います。

今日は天気が良かったので、ガクアジサイの花にコウヤホソハナカミキリとヨツスジハナカミキリが来ていました。
写真を撮ろうとカメラを用意しましたが、すぐに逃げられてしまいました。 残念!

ニイニイゼミ

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ギャーオギャーオというハルゼミの鳴き声の合い間にニイニイゼミの鳴き声が聞こえました。
「おお、もうそんな季節か・・」と思いながら昆虫館の前にあるネムノキの幹を見ると体に泥をつけたニイニイゼミの抜けがらがありました。


いつものようにカブトムシ用にオガクズを積んだ場所に行ってみると、コバネノコギリカミキリの♀がいました。大きくてなかなかりっぱな個体です。


アゲハ用に準備したキハダには、アゲハ類の来たようすはなくイナゴ幼虫がいました。


虫食い跡があったので見ると、アオドウガネがいました。
このところコガネムシ類がたくさん見られるようになり、別の場所ではオオスジコガネ・マメコガネ・セマダラコガネ・ドウガネブイブイ・コガネムシなどが見られました。

アジサイの花に来ていたカミキリムシ

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今日は天気も良くアオハナムグリやマルハナバチなどに混じって先日撮り損ねたカミキリムシも来てくれていたので、今回はうまく撮影出来ました。
交尾しているヨツスジハナカミキリはカメラを近づけても逃げることもなくじっとしていました。


コウヤホソハナカミキリはガクアジサイの花で何頭か見られました。
ガクアジサイの花は蜜源のある小さな花がたくさんあるので昆虫が来てもおかしくはないのですが、ヨーロッパから逆輸入された先程のアジサイは蜜源のある本当の花の部分がかくれてしまっていて昆虫が集まるようには思えませんでしたが、意外と多くの昆虫が来るということを初めて知りました。

やっと出ました。

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カブトムシ幼虫を購入された方から「大きな♂が出ました!」というので(うちのもそろそろ成虫になっているかナ)と掘り出してみました。

蛹室が見えなかった容器を調べるといくつかはまだサナギでしたが、1頭だけがりっぱな成虫になっていました。


こちらはお客様からいただいたミヤマカミキリです。
掛川から来てくださる常連さんですが「家の周りにはいろいろな昆虫がたくさんいる」というので「ミヤマカミキリなどの大きな甲虫が採れたら持ってきて」とお願いしたところカミキリムシの大型種を持ってきてくれました。


少し小ぶりですがシロスジカミキリの♂です。キイキイ鳴くので子供たちに人気があります。


これはクワカミキリ♀で、クワやイチジクの茎を入れると良いのですが、前2種同様昆虫ゼリーを与えておきました。

古い標本ですが・・・

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カミキリムシの採集ブーム真っ盛りのころ、標高1300mの山でノリウツギの花に来ていた金色のハエを採集しました。たぶんクモマトラフバエかと思います。


これも高標高の山地で採集したもので、たいへんきれなアブだったと記憶しています。
特徴ある種なのでツマグロハナアブで間違いないと思います。


翅がボロボロになっていますが、当時は双翅目の図鑑をよく見ていて「これを採ってみたい」と思っていたので見つけた時は大喜びしました。
ダイミョウヒラタハナバエだと思ってますが・・・どうでしょう?


ベッコウハナアブのなかまはマルハナバチ類に似たものが多く、どれも見つけた時は慎重にネットをふるったものです。
これはニトベベッコウハナアブかと思いますが、山梨県の明野村にアカアシオオアオカミキリを狙いに行き、辺りが薄暗くなったころにクヌギの樹液に来ていました。

種名のわからないハエ

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このところの暑さで昆虫類の活動はあまり見られなくなってしまい、ブログの更新もできない今日この頃です。

ずいぶん前に採集したハエやアブの標本箱を見ると、種名がわからなかったものがたくさんありました。その中でも特徴のはっきりしたものがいくつかあったので、わかる人がおりましたら教えていただけるとありがたいデス。

最初のは全体が金色ぽくて腹部が平たいアブです。


これは少し山奥の自動販売機に来ていたものでアシナガバチのなかまが何頭か止まっていたように見えました。フトハチモドキバエではないかと思います。


当時は大図鑑の写真と照らし合わせてヤマトクチブトメバエと同定しましたが自信がありません。


黒い翅と太い触覚を持つやや大型のハエ?


山地の花に来ていた前胸が金色の毛で覆われていて腹部がツヤのある美しいハエ。


まだまだ種名のわからないものはたくさんあり、先のブログに書いたように双翅目類の採集は自分には無理と挫折してしまいました。

鳴いていたのはヒメハルゼミかも・・・

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先日のブログでニイニイゼミの初鳴きを報告した際に、ハルゼミがうるさいくらいの内容で書きましたが、現在も山全体が鳴いているように大合唱が聞こえます。

ハルゼミは私の感覚では5月頃に松林でよく鳴くセミです。
現在鳴いているのは松林ではなく昆虫館の周りにあるシイを主体とした照葉樹林で、以前ヒメハルゼミに詳しい方に案内された林もたしかシイの古木がたくさんある社寺林でした。

ヒメハルゼミは分布域が限られた種で、場所によっては天然記念物に指定されています。自分はセミについての知識はありませんが、もしもここで鳴いているのがヒメハルゼミだとすればすごいと思います。

<7/14> 投稿後、静岡県内におけるヒメハルゼミの分布を調べたところ岡部町はよく知られている地域ということがわかりました。

ユミアシゴミムシダマシ

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おかげさまで、この前の3連休はお客さんがいっぱい来てくれて忙しかったです。

忙しくても、忙しくなくてもタバコがやめられず隙をみつけては外に出て吸っていますが、その時にデジカメで生態写真など撮っています。

この3連休は暑い日が続き、これといった昆虫は見られませんでした。

今日も見て回りましたが、相変わらずキマワリばかりが目につきました。
ちょっと変わった甲虫がいた!と思ったらユミアシゴミムシダマシでした。
先日はこの場所でマムシらしき蛇を見たので、伸びた草を刈ることにしました。

近くのスタンドに行き混合ガソリンを購入して草刈り機を使おうとしましたが、まったくエンジンがかかりません。諦めかかっていると、近くの畑で草刈り機を使う音がしたので行ってみるとおじいさん(私もおじいさんです)があぜ道をきれいに刈っていました。
「自分も使いたいんですが動かし方がわかりません」というと作業の手を休めてみてくれました。
すると・・・簡単に動きました?
クラッチを入れてなかったみたいです。
この辺りにはお年寄りが多いですが、みんな親切ないい人ばかりです。

7/17 訂正
オオユミアシゴミムシダマシではなく、ユミアシゴミムシダマシでした。
オオを消させていただきます。ごめんなさい。

コクワガタの♀がいました。

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いつもトワダオオカが止まっているエノキの幹にコクワガタの♀がいました。
かすかに樹液が出ているみたいな幹の窪みにいました。
これまでにもエノキの幹を傷つけて樹液を吸っているカブトムシの姿を見たことはありましたが、コクワガタは初めて見ました。


ゲートボールをやっているお年寄りの話では、この辺りにはマムシが多いというので、いままで数多くの昆虫を見つけたアジサイの花が終わったのを機に思い切って剪定しました。
環境が変わってしまいましたがマムシが出るおそれがあるので下草も刈り取り、風通しを良くしました。
お年寄りの方々も「ほんとうは私たちがやらなければいけないけど、みんな年をとってしまったので出来なくなって困ってました」と喜んでくれました。
スッキリとした風景になりましたが、ヤブカにいたるところを刺され大変でした。

セミの幼虫がいました。

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昆虫館を終えて5時半ころ家に帰ると玄関先にセミの幼虫がいました。

(これから壁を登って羽化するんだナ)と期待し、しばらくして様子を見に行くと同じ場所に転がっていました。

たぶん壁を登って行く途中で落っこちてしまったのでしょう。
ざらついたコンクリートに止まらせてあげようと何度か試みましたが、やはり落ちてしまいます。


なんとかしてやりたいと今度は庭の植木に止まらせてみました。
あまり高いところだと落ちてしまった場合にけがをするかもしれないので、小さな木の根元に置いてみると今度はうまく登れました。

あまり高く登らないよう祈りながらブログを書いています。

もう少し経ったら様子を見に行ってみます。うまく羽化していたらいいのですが・・

羽化が始まりました。

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先ほど幼虫を止めた木はリビングから見える場所だったので、晩酌をやりながら観察できました。
幼虫が無事に木を登って所定の位置?に止まったのが6時半で、私が風呂からあがり晩酌を始めたころでした。
この後の撮影は、私が頼りにならないとよくわかっている娘がやってくれました。







だいたい10分おきに撮影してくれましたが、その度ごとにヤブカに刺されたみたいで本当に申し訳けないと思っています。

最後の写真は7時半ころだったような気がします。

なにはともあれ、無事に羽化できて良かったです。

おかげでいつもより1本余分に飲むことができました。

ライトトラップ計画

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いつも昆虫館に来て下さる方が「一度原木さんと昆虫採集に行ってみたい」と言ってくれるので「晩秋になったらルリクワ採集にご案内しますヨ」などと答えていましたが、昆虫館の周りは自然いっぱいでいろいろな昆虫が見つかるので「お互いの休日が違うのでここでバーベキューでもしながらライトトラップというのはどうでしょう?」と尋ねると「いいですねーぜひやりましょう」と即座に話がまとまり近いうちに開催することになりました。

以前からこの場所でライトトラップを行えばさぞかしたくさんの昆虫が来てくれそうな気がしてましたが、自分的にはヒメハルゼミを採ったことがないので「ヒメハルゼミを採るにはライトトラップしかない」と、いつ実行に移すかを考えていたのでいい機会となりました。

「バーベキューセットやビールなどは私が準備します」と言うので「なにが来るかわからないし、何にも来ないかもしれませんヨ」と言うと「一緒に飲めるだけでもいいです」などと言ってくれるので「ライトトラップの支度と飲み物は私が準備するのでバーベキューセットをお願いします」と綿密に話し合った結果、今度の火曜日に実施するはこびとなりました。

「仕事を忘れノーテンキな時間を過ごすのも人生において大切なことです」などともっともらしいことを言っている二人ですが、はたしてどうなることやら・・・?

もしも、思った通りの成果が出たら昆虫館にいらっしゃるみなさんを募って一緒に実施する機会を持ちたいと考えています。


悲惨な結末・・・ライトトラップ

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浜松の人が来る直前に(午後2時ころ)このあたりだけ大雨(ゲリラ豪雨)に見舞われましたが、10分ほどで止みました
短時間にすごい量の雨が降り、前もって準備しておいたライトトラップの白布はビショビショになってしまいました。
3時ころ彼が来館し4時半になるのを待って食料品などの買い出しにいきました。
5時ころには早々とバーベキューの準備を済ませ「とりあえず乾杯!」

「暗くなるのは8時ころですが一応ライトを点灯しておき、一杯やりながら待ちましょう」
「いいですネー」

7時ころになってやっとライトの明かりが見え始めました。
「最初は小さなハエなどがやってきて、時間の経過と共に大きな奴が飛来するんですヨ」
彼が「ヒメハルゼミが来たら私に採らせてもらえますか?」
「採りたい放題ですヨ」と私が太っ腹な対応をします。
「カミキリはどんなのが来ますかネー」
「ミヤマ、ベーツ、キマダラヤマあたりは確実に来るでしょう」
「来たら私にもいただけるんですか?」
「採りたい放題ですヨ」
などとビールを飲みながら前向きな会話に花が咲きます。

8時過ぎになってもアオドウガネが数頭しか飛来せず「おっかしいなァヒメハルゼミの団体さんはどうなってるんだろう?」すでに諦めムードが漂いはじめました。

「カミキリが来ました!」と彼が大喜びしています。見ると1cmほどの小さな奴でした。「何という種類ですか?」と聞かれて「よくわかりません、明日ちゃんとしらべましょう」とアルコール漬の私が答えます。
その後、何も飛来することもなく11時ころには諦めて寝ることとなりました。


夜中の3時ころに、もしかして!の期待を込めて見に行きましたが、やはり何もいませんでした。

朝起きると「昆虫は来ませんでしたが、ものすごく楽しく充実した時間を過ごせて良かったデス。やみつきになりそうですよ」と私を慰めてくれました。
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