フジクロナガオサを狙いましたが・・・

昆虫公園のＹ君から「先日、表富士でフジクロナガオサを採ってますので行ってみませんか?」と連絡があったので「自分はワンペアしか持ってないので、ぜひお願いします」と一緒に出掛けることにしました。
昆虫館で８時に待ち合わせて自分の車でいくつもりでしたが、Ｙ君ははじめからＹ君の車でいくつもりだったらしく「私のはカーナビがついてるので判りやすいと思いますヨ」ということでＹ君の車に乗せていただくことにしました。
実のところＭさんから教えていただいた近道を初めて行くので少し心配でしたがカーナビがあれば安心です。

行きの車中ではいろいろと話が盛り上がり「フジクロは最低でも５ペアは採りたいですね」とか「少し標高を上げればアルマンオサも採れるかも・・」などと期待はどんどん膨らみます。
「倒木に着いている苔をはがすだけの採集ですから、ぜんぜん疲れませんね」「フジクロやフジアルマンはほしがっている友達がたくさんいるのでいくらでも採って帰ります」などと話はいやがうえにも大きくなります。

てきとうな場所に車を止めて林に入り苔むした倒木を探します。この日はとても寒く気温はマイナス１℃の表示があり、材は凍っていましたがフカフカした苔の付いている材は何とか苔がはがれました。

出た!　と思ったらクロナガオサでした。
クロナガオサではしょうがないので別な材を探します・・・ところが、出てくるのはクロナガオサばかりで、たまにマイマイカブリやホソアカガネ・ルイスオサが出るだけでしたので「場所を変えましょう」と標高を下げてＹ君がフジクロナガオサを採ったという林を調べることにしました。

「ここでは５分くらいの短い時間でしたがフジクロナガオサが簡単に出ましたヨ」というのではりきって苔をはがしにかかりました・・・が・・・

出てくるのはクロナガオサばかりで、おとなしい青年と思っていたＹ君が大声で「クロナガばかりだー」と叫ぶのでビックリしました。

何の成果もありませんでしたが、帰りの車中では話が弾みとても楽しく過ごすことができました。

Ｙ君どうもありがとうございました。来年はカミキリでも採りに行きましょう。