今シーズン最後の材割り採集

今回参加されたご家族は静岡市からの４組と私のブログを見て参加したという横浜市の方でした。
昆虫館の定休日が月曜日なので、どうしてもお母さまとお子様という組み合わせになってしまいますが、今回のお子様はみんな小さな子ばかりでした・・・（だいじょうぶカナ）


小さな子供たちでも崩せそうな材を探して「これにはいるかもしれない」と言って渡すと一生懸命になって探します。
自分の力で見つけると小さなコクワガタ幼虫でも大喜びです。
私としては何とかして大きなヒラタ幼虫を採らせてあげたいと思ってますが、なかなか見つかりません。
そのうち一人のお母さまが「これは何の幼虫でしょうか？」と言ってカブトムシ幼虫を持ってきました。
「この辺の土を掘っていたら出てきました」と言うので見ると、土に埋もれたヤナギの朽木がありました。

材を持ち上げるとカブトムシ幼虫がいくつかころがっています。
子供たちはクワガタ幼虫よりも大きなカブトムシ幼虫のほうが気に入ったみたいで「僕もほしい」と言って集まってきます。
「この木にはたくさんいるから待っててネ」と材のやわらかな部分を掘っていくとカブトムシ幼虫がたくさん出ました。

この材は大当たりの木で、残った材の固い部分からは思った通り大きなヒラタ幼虫がたくさん出ました。
幼虫でいっぱいになった容器を手にして「こんなに簡単に採れるとは思っていませんでした」とお母さん方は喜んでくれました。
今回採れた幼虫は７～８月ころには成虫になりますので、楽しみに飼育してみてください。

今シーズンの河川敷での幼虫採集は今回で終了とします。

４月からは山地の林道が開通しますのでルリクワなど山地性クワガタの採集に行きます。